週刊マルチボール

ピンボール関係のメモです

世界のピンボールニュースまとめ(12月4日版)

Spooky Pinball の新作『Beetlejuice』ピンボール、公式トレーラー公開/販売開始

Spooky Pinball が映画『Beetlejuice』をテーマにした新作ピンボール機を正式発表。バックグラスやプレイフィールドに映画の象徴的なシーンやキャラクターを多数再現し、2025年の注目タイトルとして多くのピンボールファンの関心を集めています。AV Club+1
https://www.avclub.com/the-beetlejuice-pinball-machine-looks-super-beetlejuice-y

欧州・Dutch Pinball Open Expo 2025 の写真&レポートが公開 — 国際ピンボールシーンの活況を報告

「Dutch Pinball Open Expo 2025」の会場レポートが、Pinball News 等で公開。多数の設置台、来場者数、トーナメントの様子などがまとめられており、欧州を代表するピンボールイベントの熱気が伝わってきます。pinballnews.com+1
https://www.pinballnews.com/site/2025/11/30/dutch-pinball-open-expo-2025/

Stern Pinball、『The Walking Dead Remastered』を発表 — 最新ハードでリバイバル

Stern Pinball が名作『The Walking Dead』のリマスター版を発表。最新ハードウェアで演出・映像・音声が強化され、新しい世代のプレイヤーにもアピールするアップデートとなっています。現行モデルとして再登場、注目のニュースです。Stern Pinball
https://sternpinball.com/news/

「2025年以降の新作&噂まとめ」ページを更新 — 今後のリリース予定に注目

業界ニュースサイトである Kineticist が、「2025年以降のピンボール新作と噂一覧」を更新。大手からインディーズまで、多数の機種候補や新情報が掲載され、今後の動向を知るうえで有用なまとめとなっています。kineticist.com
https://www.kineticist.com/post/upcoming-pinball-machines

PINcast/ポッドキャスト番組で業界トピック再整理 — 過去機種&新作レビューなど幅広く

ピンボール専門誌等が配信するポッドキャスト「PINcast」にて、過去の人気機種レビュー、新作リリース情報、業界の最近の動向などを網羅した回が公開。映像や文章とは異なる音声媒体での情報整理として、改めて注目を集めています。Spotify+1
https://open.spotify.com/show/5l5rXtbgb0r0SCZUKIA50F

世界のピンボール聖地:ハンガリー・ブダペスト「Flippermúzeum」

世界のピンボール聖地:ハンガリーの「Flippermúzeum(ブダペストピンボール博物館)」へ行ってきた気分になるガイド

 

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🇭🇺 ブダペストに存在する“東欧最大級のピンボール博物館”

ハンガリーの首都ブダペストには、
ヨーロッパ屈指のピンボール博物館「Flippermúzeum」 が存在します。
世界でも珍しい、入場料制 + 全台プレイアブルの博物館型アーケード。

ピンボール好きの間ではよく知られており、
「ヨーロッパ版 Ann Arbor(米国の超名門博物館)」と呼ばれることも。


🎰 Flippermúzeum の特徴(ここがスゴい!)

  • 100台以上のピンボールがすべて稼働

  • 1950年代の EM(Electro Mechanical)から最新台まで幅広くカバー

  • Gottlieb・Bally・Williams・Stern など主力メーカーが充実

  • 保存状態がとにかく良い(東欧は修理技術が高い)

  • 大人も子どもも楽しめる “博物館 × アーケード” ハイブリッド形式

  • 観光客にも人気で、週末は混むことも

 

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🏛️ 館内の雰囲気:ネオン × レトロ × アート

Flippermúzeum の魅力は、
展示方法がすごく“美術館的”でありつつ、プレイ感はアーケードそのもの
という絶妙なバランスにあります。

  • ネオンライトの演出が綺麗

  • 古いEM機が丁寧にレストアされている

  • 最新機との対比が面白い

  • すべて自由にプレイできる解放感

アーケードバー的でもあり、博物館的でもあり、
ピンボール文化の総合展示場」という表現がぴったり。

 

 

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🧰 レストア技術の高さ(ハンガリーの強み)

旧東欧は古い電子機器の修理文化が強く、
ピンボールのレストア技術も世界トップクラスと言われています。

Flippermúzeum の台も、

  • プレイフィールが軽快

  • フリッパーの反応が良い

  • メカ、ランプ、基板の状態が良好

と、質の高さが際立っています。


📅 営業時間・料金(2025年時点の一般的な情報)

※正式サイト参照を推奨(変動あり)

  • 営業時間:主に夕方〜深夜帯。週末は拡大営業

  • 休館日:月曜のことが多い

  • 料金:入場料制で 時間無制限プレイ が基本

  • 場所ブダペスト中心部から近くアクセス良好


🚇 アクセス(ブダペスト中心地から)

  • 地下鉄:M3(青ライン)沿線から徒歩圏

  • トラム:主要観光地からもアクセスしやすい

  • タクシー:ウーバー系も使いやすい都市

旅行の途中で気軽に立ち寄れるロケーションが魅力。


🎮 展示ラインナップの例(※代表的なもの)

  • Gottlieb: Joker Poker / Genie / Sinbad

  • Williams: Firepower / Black Knight / High Speed

  • Bally: Eight Ball Deluxe / Centaur

  • 90s〜DMDクラシック:Addams Family / Twilight Zone

  • 近年の Stern:Metallica / Star Trek / Deadpool など

ラインナップは入れ替えがあるため、訪問時期で変動します。


🧭 「世界ピンボール巡礼ルート」に組み込みたい都市

ブダペストロッテルダム(Dutch Pinball Museum) → ドイツ(Flippermuseum Schwerin)
というルートが欧州では鉄板です。

ハンガリーの Flippermúzeum は、
“東欧エリアの中心拠点”として外せない存在 です。


✍️ まとめ:世界のピンボール文化を語るなら、ハンガリーは必須の1ピース

  • 欧州最大級のプレイ可能な博物館

  • 保存状態・プレイフィールがどこも高クオリティ

  • 観光ルートにも組み込みやすい

  • ピンボール文化の「博物館型モデル」の成功例

世界のピンボール聖地を紹介するシリーズの中でも、“東欧編の主役”になります。


🔗 最後に:公式サイト(英語)

世界のピンボールニュースまとめ(11月24日版)

1. **『Beetlejuice Pinball』 トレーラー公開(Spooky Pinball)

(Beetlejuice/新機種発表)**
アメリカの Spooky Pinball が新作 『Beetlejuice Pinball』 の公式トレーラーを公開しました。
ホラーコメディ映画の世界観を再現し、アニメーション演出やスピーディなレーン設計が特徴。
PinsideやPinball Newsなどでも反響が大きく、2025年の話題作候補です。

▶ 詳細:
https://pinside.com/pinball/tv/channels/367-pinball-news


2. **Hexa Pinball、次期タイトル『Les Trois Mousquetaires』を2026年にリリース予定

(フランスメーカーの存在感拡大)**
フランス拠点の Hexa Pinball が、次期新作 『Les Trois Mousquetaires(仮:三銃士)』 を2026年に発売予定と発表。
欧州メーカーの新規参入が増えており、アメリカ一強の構造に変化が出てきています。

▶ 発表元:
https://pinside.com/pinball/tv/channels/367-pinball-news


3. **Pinball Magazine × Pinball News「PINcast」最新回:2つの新機種とメーカー動向

(毎月恒例の業界ダイジェスト)**
ピンボール専門誌の2大メディアが共同配信するポッドキャスト 「PINcast」 で、
最新号にて複数メーカーの新機種や業界トレンドが詳しく紹介されました。
今後の新作発表のヒントになる内容が多く、業界関係者・コレクター必聴。

▶ エピソード:
https://podcasts.apple.com/us/podcast/pinball-magazine-pinball-news-pincast-august-2025-recap/id1369141531?i=1000724744870


4. **「次のStern新機種は何?」Pinsideフォーラムが過熱中

(リーク・噂が交錯)**
世界最大のピンボールコミュニティ Pinside では、
「次に出るStern機種は何か?」スレッドが活性化。
スターウォーズ系?アニメIP?オリジナル?と、ユーザーの推測・リーク情報が飛び交っています。

▶ 話題のスレッド:
https://pinside.com/pinball/forum/topic/what-will-be-the-next-stern-pinball-machine/page/1235


5. **Pinball News「Industry News」が最新更新

(業界ニュース総まとめ)**
ピンボール専門ニュースサイト Pinball News の Industry News セクションが更新。
新製品、メーカーの動き、イベント情報など、最新動向をまとめて確認できます。

▶ Industry News:
https://pinballnews.com/news/

Jersey Jack Pinball

毎週水曜日に「週刊マルチボール」を発信していくことにします。

 

今回はピンボールブランドの紹介。

2011年に設立された「ジャージー・ジャック・ピンボール」です。

 

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ピンボール業界に従事するベテランエンジニア、ジャック・ガールニエリにより、2011年に設立されました。1975年に電気機械のピンボールマシンの修理業を行っていたガールニエリは、1999年にウェブサイト「ピンボールセールス」を立ち上げました。

 

最初に制作したのは、1939年の映画「オズの魔法使い」のピンボールマシンを、2013年にリリースしました。バックグラスに26インチのモニタを設置した新規格のピンボールマシンでした。その後、2016年にはファンタジー映画「ホビット」のピンボールを制作しています。

 

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3作目は「ダイアレグ・イン(2017年)」、4作目は「パイレーツ・オブ・カリビアン(2018年)」、5作目は「チャーリーとチョコレート工場(2019年)」、6作目は「ガンズ・アンド・ローゼズ(2020)」をリリースしています。

 

 

Led Zeppelin (Stern Pinball 2020)

みなさん、あけましておめでとうございます。

 

2年ぶりの更新になりますが、2022年からは週刊ペースで頑張っていこうと思います。

主にピンボールマシン、ピンボール関連のニュースを中心に取り上げます。

よろしくおねがいします。

 

今回紹介するピンボールマシーンは

スターン・ピンボールの「レッド・ツェッペリン」です。

70年代イギリスの伝説的ハードロックバンドのピンボールマシンが、

2020年12月にスターン・ピンボール社からリリースされました。

 

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youtu.be

収録されている曲はこちらの10曲です。

 

Good Times Bad Times
Whole Lotta Love
The Song Remains The Same
Rock And Roll
Trampled Under Foot
Ramble On
Kashmir
Immigrant Song
Black Dog
Communication Breakdown

 

Led Zeppelin」のピンボールマシンは「プロ」「プレミアム」「リミテッド」の3種類がリリースされています。外枠のデザインはそれぞれで異なったものになっています。

 

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日本では設置してある店舗は現状ではないようですが、いつかはやってみたいものですね。

STAR WARS (Stern Pinball 2017)

2019年12月20日から、アメリカのSF映画の金字塔「スター・ウォーズ」シリーズのエピソード9「スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け」が公開されてます。

 

スター・ウォーズピンボールマシンも過去にリリースされています。そのタイトルがこちら。

 

Empire Strikes Back (1980/Haskin)

Star Wars (Data East/1992)
Star Wars Trilogy (SEGA Pinball/1997)
Star Wars Episode I (Williams/1999)
Star Wars (Stern Pinball/2017)
Star Wars pin (Stern Pinball/2019)
Star Wars Comic Art (Stern Pinball/2019)

 

1980年にハスキン社が最初にリリース。90年代にウィリアムズ社とスターン社の前身であるデータイーストセガピンボールがリリースしています。

 

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最後のピンボールマシンから18年後になる2017年に、スターンから「STAR WARS」がリリース。大阪府心斎橋の「THE SILVER BALL PLANET」にも導入されている「Star Wars(Stern Pinball/2017)を取り上げます。

モデルは最も人気のエピソードである「Ⅳ、Ⅴ、Ⅵ」を採用。本体に備わったディスプレイでは、劇中のムービーでの演出を展開しています。フィールドに設置されたタイファイター、デス・スターでの演出で、プレー中での気分を高揚させる仕様になっています。ジョン・ウイリアムスの音源を採用し、高低音が響く大迫力のサウンドを楽しめます。

メイキング動画

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ゲームプレイ

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日本語版ルールブック - Silverball Satellite

www.silverballsatellite.com

 

 

現代におけるピンボールの魅力を考える

20世紀前半からの歴史があり、60~70年代にはアメリカ、日本ではヒットしていたピンボール。80年代以後のビデオゲームの出現により、ピンボール産業は衰退の一途にたどっています。

 

更に家庭用ゲーム機の高性能化やオンラインゲームの台頭、スマホゲームの出現によって、ピンボールゲームを設置するアーケードゲーム業界も、ここ20年は落ち込みが激しくなっています。

アメリカでは復活の兆し

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 アメリカでも2000年代では、ピンボールメーカーがスターン社のみで、完全に消えかかっていました。しかし、2010年代に入り、ジャージー・ジャック・ピンボール、スプーキー・ピンボールなど新規参入も増えており、上記のリンクによると、2009年~2017年の間で、世界各地で行われている大会の数や参加者が約10倍に膨れ上がっており、ピンボール人気が回復しつつあるようです。

 

現代までの様々なゲーム同様、ピンボールも時代によって淘汰されていくものですが、愛好家を中心に人気を取り戻していく様は興味深いものです。日本は世間の流れにどうしても影響されやすく、愛好家同士で力を合わせても、ピンボールの魅力を伝えきれずに、どうしても「過去のもの」とされがちですが、アメリカは愛好家同士を力を合わせて、価値を伝えようとするのが上手いと感じるものです。

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ピンボールマップでは日本はほぼ真っ白ですが、アメリカは東海岸やシカゴを中心に多くの店で稼働しています。他はフランスを中心に欧州各国、オーストラリアの東海岸も多くの設置店舗があるようです。

いつになっても変わらないピンボールのアナログ的な魅力

 

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家庭用ゲーム機の高性能化、VRなどの新技術、オンラインゲーム、スマホゲームの台頭など、現在はゲーム業界も娯楽に恵まれており、メンテナンスの手間や設置面積の大きさ、そして1台で1種類のゲームしか遊べないなど短所が多いピンボールはどうしても淘汰されていくものと考えられます。

 

しかし、そのような欠点を補って余りある魅力がピンボールには詰まっています。

 

ピンボールとは、基本的には最下部にあるフリッパーを両サイドにあるボタンを押しながら、下に落ちないようにコントロールしながら、上にある仕掛けに目掛けて鉄球を弾き飛ばすといったシンプルなゲームです。

 

そして、フィールドの特定の場所にボールを入れると高得点となり、特定の条件を達成すると通常1つのボールでプレーするものが複数のボールでプレーする「マルチボール」を楽しむことができます。

 

家庭用ゲーム機やPC、スマホゲームにも数多くのピンボールゲームがあるように、シンプルながら奥が深く、ピンボールとはゲームとしての完成度が非常に高いと言えるでしょう。

 

ただ、実際のピンボールマシンでは、デジタル版では味わえない「ピンボール体験」を堪能することができます。重量感がある鉄球をフリッパーを駆使しながら、狙いのところへ次々と入れていくのは快感を覚えますし、逆に入らないと意地になってしまいます。2つのフリッパーを駆使しながらプレーするという単純な構造ながら、数多くのテクニックが存在し、場合によっては台を揺らして落下を防ぐという荒業も存在するのも一種の魅力と言えるでしょう。フリッパーや台を動かしながらプレーしていくと、次第に汗もかきやすくなってくるため、ゲームにしては非常に肉体的であり、スポーツに近い感覚を味わえるのも、ピンボールの魅力と言えるでしょう。

 

70年代のレトロなピンボールマシンでも、ド派手な演出が施された現在のピンボールマシンも、「重量感がある鉄球が動く迫力」「フリッパーを駆使しながらゲームを進める」「フリッパーや仕掛けのカチカチした音や質感」など、ピンボールの魅力は共通しており、いつの時代になっても変わらない普遍的価値が存在します。

 

時代の荒波に揉まれ、何度も業界が窮地に陥っても、熱心なファンの心を掴んで離さない魅力が、どの時代でも原動力になったのだと感じさせられます。

 

ピンボールは現在進行系である

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大阪の心斎橋にある「SILVERBALL PLANET」では、最新のピンボールマシンが多く設置してあることから、今もなお新作が多くリリースされています。

 

ゲーム自体はフリッパーを駆使するだけのシンプルな構造ですが、20世紀前半に登場してから100年近く、時代の進化に適応しながら、数多くのゲームがこの世に送り出されてきました。現代の技術であるLED、高性能の音響機器を搭載した作品が次々と登場しており、ピンボールは他のレトロゲームとは違い、今の技術と合わせながら、常に進化しているジャンルといえるでしょう。

 

ピンボールはただノスタルジーに浸るための「レトロゲーム」と括るべきジャンルではないでしょう。「週刊マルチボール」では、日本でもピンボールが再び盛り上がっていくために少しでも力になれるよう、魅力の発信に努めていきたいと思います。